M1MacBook Airはハブが必須か
先日M1 MacBook Air2020を購入した記事を書いた。
サイズも適度で動作も速く、今の所このブログを書きつつPhotoshopなどを起動して画像編集などをしていても何の問題もなく使えている素晴らしいマシンだ。
しかしこのMacBook Air2020、欠点もある。
それはポートがUSB Type-Cが2つしかついていないという点。
徐々にUSB Type-Cのデバイスも増えているとはいえ、現状まだまだUSB Type-Aのデバイスも多いし、このままではHDMIケーブルなども繋ぐことができない。
したがって、このマシンを使いこなすには様々なポート数を増やすUSBハブはほぼ必須と言っていいだろう。
そこで今回はAnker社の「PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブ」という製品を購入したのでレビューと実際に使用した感想などをお伝えしたいと思う。
Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブのレビュー
外観
USBハブと一口に言っても、本体に直接挿して使うタイプだったり、大型でありとあらゆるポートを備えているタイプ、コードがついているタイプなど様々なタイプがあるが、今回は本体に直接挿し、コンパクトに立ち回れるタイプの本製品をチョイスした。
サイズは約120 x 29 x 10 mmで小さめ、重量も軽い。
USB Type-Cに対応している差し込み口が2つついているので、これをMacBook Air本体のUSBポートに挿し込んで使う。
私のMacBook Airはスペースグレイカラーなので本製品のカラーとよくマッチする。
Anker社おなじみの小さめのガジェットポーチもついている。余談だがAnkerマニアの人はこのポーチが溜まったらどうしているのだろう。
ポート内訳
さて肝心の拡張ポート部分を見ていこう。
左からUSB Type-Cポート(thunderbolt3対応)、USB Type-Aポート×2、USB Type-Cポート、microSDカードスロット、SDカードスロットとなっている。
上の画像から見て左側に向きを変えるとHDMIポートがあり、外部ディスプレイ映像出力が可能。
一番左端のUSB Type-CポートはThunderbolt3に対応しておりパススルー充電、データ転送、外部ディスプレイ出力ができる。先述のHDMIポートと合わせると複数の外部ディスプレイに出力が可能だ。
thunderbolt3対応ポートを以前紹介した同じくAnker社の充電器に繋ぐと、M1 MacBook Air 2020が充電ゼロの状態から約2時間で充電完了した。
ちなみに開封した時にとあるシールが貼っており、「The USB-A port data port does NOT support charging」と書かれていた。データ転送用なので、USB-Aポートを使用してデバイス充電をするのは控えた方がいいかもしれない。
SDカードスロットに関しては、microも含めて基本的によく使われるほとんど全てのカードに対応しているため、写真や動画などを大量に保存している人も安心だろう。
なお、公式サイトの対応機種には現状M1 MacBook Air 2020の名前はないが、問題なく使用できている。
Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブを使用していて気になる点
ほんのり温かい
使用していて不満な点はほぼないのだが、MacBookの起動中は若干熱を持つのかほんのり温かい。
別に熱いわけでもないので問題はないのだが気分的に気になる人は気になるかもしれない。ただまあ他の製品でも多少の発熱(というほどでもないのだが)はあるだろうし仕方がないだろう。
カラーは1種類
上で自分のマシンはスペースグレイのため、見た目がマッチする・・・ということを伝えたが、この「Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブ」はカラーラインナップがスペースグレイ(っぽい)カラーの1種類しかないため、MacBookがシルバーやゴールドのカラーだと浮くかもしれない。
似ている製品との比較
実はよく似ている製品が・・・
実はこの「Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブ」には非常に似ている製品がある。
Satechi社の「Type-C アルミニウム Pro Hub」という製品は、本製品とポート数、サイズ感などよく似ているのだ。
おそらく多くの人がこの2つの製品で迷われていると思うので、本製品を購入する時に考えた自分なりの両製品の違いを述べてみようと思う。
両製品の違い①デザイン
この2つの製品は見た目も非常に似ているのだが、微妙にデザインは違う。
Satechiという会社は、美的感覚が似ているのか非常にApple社製品と見た目、機能の相性がいいことで知られている。
このUSBハブに関してもロゴは控えめでスタイリッシュなデザインに見える。
対してAnker社の本製品は若干ロゴが主張しすぎな気がしないでもない。
両製品の違い②価格
Satechi社とApple社は製品の方向性が似ていると言ったが、価格設定も似ている。
そう、Satechi製品は高級志向で価格設定が比較的高めなのだ。(安めのもあるにはあるが)
私が購入した時点とサイトに限っての比較だと、この「Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブ」に対してSatechi社の「Type-C Pro Hub」は約2倍の価格。
ここは多くの人が引っかかるポイントだろう。
両製品の違い③カラーバリエーション
上で「Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブ」はカラーがスペースグレイっぽい色しかないと書いたが、「Type-C Pro Hub」はスペースグレイ以外にもシルバーとバリエーション展開が一つ多く、自身の使うMacBookのカラーに合わせて使用できる。
Apple社の製品は、周辺デバイスとの統一感を気にする人も多いかと思うのでこれも重要な違いだろう。
両製品の違い④出力
両製品ともUSB Type-C(thunderbolt3)ポートにてPD(パワーデリバリー、急速充電システム)に対応しているが、「Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブ」が最大100W、Satechi社「Type-C Pro Hub」は最大87Wになっている。
給電性能はAnker社製品の方が優れている形だ。
Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブを選んだ理由
と、ここまで「Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PDメディアハブ」の外観、性能紹介と似ている製品との比較をお送りしてきたが、私は結局Anker社の製品を選んだ。
上記の通りデザインとカラーバリエーションではSatechiの製品に魅力を感じるが、給電性能と価格を天秤にかけると倍の値段を出してまで・・・と思ったためである。将来的にはSatechi社の製品も試してみたいとは思うが。
というわけでしばらくこのUSBハブを使用しているが、Time Machine用の外付けHDDも問題なく高速で動いているし、充電も速い。
非常にコスパのいい製品だと思うので、なるべく安めで高性能なUSBハブを探している人にはおすすめである。
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