【4台同時充電可能】Anker PowerPort Atom III 63W Slim使用レビュー

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混在状態のUSBポート事情

先日Appleの新作発表会にてiPad miniやiPhone 13などいくつかの新製品が発表されたが、iPhone 13が今まで通りApple独自の「Lightningケーブル」で充電をする仕様だったため賛否両論が巻き起こったらしい。

確かに同時に発表されたiPad miniはUSB Type-C対応だし、先日私が購入したM1 MacBook Air 2020もUSB Type-Cのポートしかなく、他社のデバイスもType-C採用が着実に増えているだけになぜ?と思う人がいるのは当然だろう。

ポートの規格を統一しようという動きもあるみたいだが、現状は過渡期。様々な形状のポート、ケーブルが混在しているのは間違いないところだ。

そこで重要になってくるのが複数のポート形状を持つ充電器である。実際私もまだまだUSB Type-A対応のデバイスがかなりあり、単一のポートしかない充電器だと非常に不便だ。

なので今回はUSB Type-A、Type-C両方に対応し、なおかつ薄くてコンパクトな充電器Anker PowerPort Atom III 63W Slimを購入したのでレビューしようと思う。

Anker PowerPort Atom III 63W Slimレビュー

外観とサイズ

AnkerAtom1

前置きが長くなったので早速レビュー。

まず外観だがほぼ正方形に近い形でポートが4つ。サイズは86×86×18で薄くて小さい。

AnkerAtom3

MacBook Air 2020と比較してもこれくらいしかない。

ちなみにこの製品はコンセントに直接挿すアダプタと一体型になっているタイプの充電器ではなく、ケーブルを繋いで給電するタイプの充電器になっている。

AnkerAtom4

私の部屋のコンセントはコンセント間が狭く、付属の充電アダプタだと2つ専有してしまうのでこのタイプのものを選んだというのもある。

この製品の電源コードはざっと測っても140cm以上はあったので、机周りでの使用なら困ることも少ないだろう。

4つのポートとそれぞれの出力

AnkerAtom2

正面から見た図だが左からUSB Type-Cポートが2つ、右側にUSB Type-Aポートが2つという構成になっている。

USB Type-Cポートは左から出力が18W、45Wという出力になっており、出力が高い45Wのポートを使うとM1チップ搭載MacBook Air 2020が充電ゼロの状態から約2時間でフル充電できた。付属の充電アダプタだと30Wのためもっと時間がかかる。

この製品は最近の高性能充電器では当たり前になったGaN(窒化ガリウム)が採用されている。これは従来のシリコン半導体よりエネルギー効率がよく、比較的発熱が抑えられる代物になっているのだが細かい説明は別に聞きたくないと思うので省く。とりあえず充電器を選ぶ際はGaN表記があるものを選べば間違いはないだろう。

なお、Type-Cポートを2つ同時に使用すると18Wと30Wになるので、MacBookを充電するときは45Wの方のみを使用するといいだろう。

Type-Aポートの方は片方だけの使用だと最大12Wで両使用だと2つ合わせて最大15W。

つまり4つすべてのポートを同時に使用すると30W(Cポート)+18W(Cポート)+15W(Aポート×2)で合計最大出力63Wとなる。

Anker PowerPort Atom III 63W Slimの優れた点と気になる点

優れた点

しばらく使用して感じた良い点は、やはり省スペース性に優れるというところだろう。

iPhoneよりも小さく、高さも1.8cmしかないため机に置いていてもまったく邪魔にならない。ちょっとした見えない隙間に置いておくこともできる。

4つもポートを備えている充電器で、コンセントに直接挿して使うタイプのものだとどうしても製品そのものが大きく、コンセントのスペースを専有してしまいがちなので、それが嫌ならこの製品を使用すると良いだろう。

desk

ちなみにこの製品には強力な両面テープが付属しており、これを使えば机の上だけでなく、壁や机の裏に貼り付けることもでき、より省スペースを実現できる。

tape

Charger Installation Adhesive Strip = 充電器取り付け粘着ストリップ(By Google翻訳)

これもこの製品のサイズの小ささがなせる業だろう。

気になる点

使っていて気になる点だが、出力が比較的低いType-Aポートなどを使用している時は問題ないのだが、Type-Cポート(45W)でMacBookを充電している時の熱さが若干気になるといえば気になる。

上記の通り、GaN(窒化ガリウム)が採用されている充電器は発熱のしにくさが一つの売りなのだが、やはり完全に発熱を抑えるということはできないようだ。

とは言っても、従来の一部の充電器のように触るのもためらうくらいの温度には決してなっていないので技術は着実に進歩していると言っていいだろう。

小型、複数ポート、出力どれも文句なし

上記のように一部気になる点はあるものの、総じて非常に優れた製品だと思う。

冒頭で書いたように現在はUSB Type-AやC、Lightningケーブルなど様々なポートが混在している過渡期で、両方に対応している充電器やハブは必須と言ってもいい。(環境にもよるが)

なお、このAnker PowerPort Atom III Slimには似た、というかほぼ同じ製品があり、そちらはType-Cポートが1つになる代わりにType-Aポートが3つになっている。自身の環境に合わせて検討してみるといいだろう。

またコンセントを直挿しするタイプも似た製品名で存在するのでそちらと間違えないように気をつけよう。

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