【アケコン】三和高反発静音レバーのレビュー・交換方法。ピン数が違っても大丈夫

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アケコンのレバーを交換することに

私は趣味の一つとして格闘ゲームをプレイしている。

使用しているアーケードコントローラー(アケコン)は「リアルアーケードPro.V サイレントHAYABUSA 静音タイプ」だ。

RAP

比較的スタンダードなモデルだと言えるだろう。

しかしこのアケコン、静音性能自体は高く、ボタンもレバーも通常のアケコンに比べれば操作音はあまりしないのだが一点気になる点もある。

それはレバーの精度だ。

どうも私が使うと斜め方向への入力が入りにくく、必殺技コマンドが成立していないシーンが多いのだ。

お前が下手なだけだろう、と言われればその通りです・・・としか言いようがないのだが、いくら練習しても向上がみられなかったのと、レバーのパーツ自体錆びてきている部分もあったのでレバーまるごと交換してみることにした。

評価の高い三和高反発静音レバー

交換を行うレバーはネットレビューなどで評価の高い三和電子の高反発静音レバー「基板タイプジョイスティックレバー 平鉄板/シャフトカバー付 JLF-TPRG-8BYT-SK-」だ。

三和高反発静音レバー

なぜかスケルトンブルー。

なぜ高反発と名付けられているかというと最初は低反発のものを作ったがけっこう不評だったので、格闘ゲームの有名プレーヤーに意見を聞き改良したかららしい。

ネットで5800円ほどで購入した。

なお上記のリンクではレバーボールに色が付いているが他の色もあるし、レバーボール自体付属してない売り方もあるので、その場合は一緒に購入しよう。

ただし後述するように既存のレバーボールを流用できる場合もある。

三和高反発静音レバーに交換する手順

それではここからは実際にレバーを交換する手順を紹介しよう。

まずはアケコン裏側のネジを外し、内部を露出させる。なお、シールを破って中を開けてしまうと保証が受けられなくなってしまうので自己責任で。

といっても難しいことはない。

レバー部分

北海道の僻地という室内の寒暖差が激しいところに住んでいるからだろうか、Eリングの部分が錆でエライことになっている。やはりもう寿命だろう。

レバーの部分が見えたら、まずは向かって右上にあるコードを外す。

次にレバーを取り外すためにレバーボールを外す。

レバーポールを外す

やり方はレバー基部の底の部分にマイナスドライバーを突き刺して固定し、それを利用して逆側からレバーボールをくるくる回して外すだけだ。

ついでにドーナツ状のカバーも取れる。両手を使うため作業工程上写真は撮れなかったが・・・

ネジを外す

その後、上記画像に写っている四隅のネジを外すとレバーごと取り外すことができる。

レバー取り外し後
取り外したレバー

古いHORIのレバーと新しい三和のレバーを比べてみる。サイズは三和の方がかなりスリムだ。単にHORIの方はカバーがついているだけだが・・・

新旧レバー比較
左:HORI製、右:三和製

ここまで来たらあとは簡単。

逆の手順で新しいレバーを取り付けていくだけだ。

まずは付属してきたカバーを間に一枚乗せて、本体をネジで四隅固定。

四隅を固定

次にEリング部分の真ん中にマイナスドライバーを差して固定し、レバーボールを取り付けるのだが、ここはHORI製とちょっと違っていて、先に表面の部分でスティック部分のカバーをレバーが入る穴に差し込む必要がある。

スティックカバーをつける

それからレバーボールを固定する。

レバーボール固定

なお、私が購入したのはレバーボールが付属していないものだったが、それに最初気づいていなかった。

どうしようかと思ったが、元のHORIのレバーボールを取り付けてみたところ、なんの問題もなく取り付けることができた。

おそらくここはどこの会社もほぼ同じ規格で作っているのだろう。

そしてアケコン本体から伸びているコードを繋いで終了だ。

しかしここで注意点。

このリアルアーケードプロ本体のコードコネクタのピン数は6本なのだが、三和レバーの方は5本しかない。

買ったの失敗だったか・・・と思うかもしれないが大丈夫。

実はこのカラフルな6本あるコードのうち、白いコードは繋がなくても問題なく動くのだ。

コードコネクタ

ちょっと分かりにくいが、上記の画像では上側の5本しか繋がず、白いコードの部分は余っている状態だ。

ピンが5本しかなくてもこのように一本ズラして繋げば問題ない。

そして最後に裏蓋を閉じれば完了だ。

三和高反発静音レバーを実際に使用してみて

さて交換も終わり、早速使い心地はどうかと「ストリートファイター5」や「ギルティギア ストライブ」などをプレーしてみた。

使用感と感想だが、いい方にかなり変わった。

いつもだと混み合った場面でなかなか出ていなかった昇竜コマンドが正確に出るようになり、素早く出す真空波動コマンドも反応で高精度で出せるようになった。

高反発と謳っている通りレバーの戻りが速く、遊びも少なくてコンパクトに動かせているように感じる。

ただし、静音機能に関してはHORI製のものと大差ない。

まあHORI、三和の高い技術力を考えると、両社の静音機能が似通うということはこの価格帯でのレバーの静音化はこれくらいが現状限界なのだろう。

ということで三和高反発静音レバー総評は「静音性能はそこそこ高い、操作性は抜群」である。

私のようにレバーの操作精度が低いと自覚している人にはおすすめのレバーだ。

レバーレスコントローラーの改造にもチャレンジしてみた→【格安レバーレスコントローラー「TruBoost」を改造して実用レベルにしてみた】

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