ネットで予約購入できるようになったサンライズ出雲・瀬戸
先日、コロナ禍も小康状態ということで感染に最大限気を付けつつ島根県は出雲市に行ってきた。
この島根への旅行、ここ最近Youtuberなどに頻繁に紹介されていることもあり、近年人気が高まっている「サンライズ出雲」という定期運行では日本で唯一となる寝台列車を利用した。
日本神話などが好きなので出雲観光自体も楽しみだったのだが、この列車に乗るのが最大の楽しみだったと言っても過言ではない。
しかしこのサンライズ号、2020年からネットでオンライン予約・購入がやっとできるようになったのだが、買い方が少し複雑なのである。
実際、座席の選択で私もミスをしてしまったので、今回はネットでサンライズ号の予約をする方法と、間違えやすい部分を紹介したいと思う。
ネット（e5489）でサンライズ出雲・瀬戸を予約購入する手順
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順①まずは会員登録・ログイン
サンライズ出雲・瀬戸は乗車日の1ヶ月前の午前10時から、JR西日本のチケット予約サイト「e5489」で予約・購入が可能になる。
→「e5489」
会員登録が必要なのでまずは登録し、ログインしよう。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順②サンライズ号の予約方法はちょっと特殊
e5489のメイン予約画面は↓の画面から入るのだが、
サンライズは東京から出雲なら出雲市まで、瀬戸なら高松までという長い区間を乗り継ぎなしで進むため、通常の予約画面から予約しようとすると、いろいろ指定しなければならない項目があり、鉄道初心者には少々ややこしい。
そのためサンライズ専用の予約ページが用意されているので、まずはそちらで予約するといいだろう。
サンライズ専用の予約ページへの行き方は、e5489トップページ下部の「ご利用案内」にある「よくあるご質問」にまずは入る。
そうするとやはり問い合わせが多いのか、よくある質問の中でもトップに該当の質問があるのでそこをクリック。
こちらの質問をクリックすると、下部に「ご予約はこちら」という部分があるので次はここ。
ちなみにこの質問ページには座席ごとに一度に予約できる人数など説明が記載されているので、読んでおくといいだろう。
ここをクリックするとようやくサンライズ号専用の予約ページに辿り着く。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順③出発日時の選択
ここからは入力をしていく必要がある。
まずは出発日時の選択だ。
ここで気をつけなければならない要注意ポイントは日付だ。※マークで注意も促されている。
東京駅から乗車するのであれば特に問題なく乗車する日付をそのまま選べばよいのだが、0時を超えた時間に乗車する場合、実際に乗車する日付を入力する必要がある。
例えば東京→出雲市（高松）の方向で静岡から乗車する場合、2021年11月中旬現在のダイヤだと0:20分が静岡駅到着時刻になる。
この場合、上の画像を例に取ると東京から12月6日に乗車したい場合は6日で良いのだが、静岡から乗車したい場合は列車の到着が0時をまたぐので実際に静岡を発車する日付、7日を選択する必要があるということだ。
ここの勘違い予約はわりとよくあるらしいのでよく気をつけたほうがいいだろう。もし席が空いていても車内で改めて買い直させられる可能性もなくはない。
また、なぜ1日1本しかないのに時間を指定しなければならないのか謎だが、サンライズ出雲・瀬戸の東京出発は21:50、出雲市から（出雲）は18:51、高松から（瀬戸）は21:26に出発するのでその前の時間を指定しておこう。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順④列車の選択
次は列車の選択だ。
こちらは特に難しいことはない。出雲に行きたければサンライズ出雲、高松に行きたければサンライズ瀬戸を選べばよい。
ちなみにサンライズ号は東京出発の時は瀬戸・出雲が連結されており、朝の6時半くらいに着く岡山で連結が解かれ、それぞれの進路に向かう。
この岡山駅での連結、または切り離し作業は人気のイベントで撮影しに行く人が多いらしいのだが、私は完全に寝ていたのでスルーした。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順⑤発着駅の選択
続いては発着駅の選択。
こちらも特に難しいところはなく、自分が乗る駅と降りる駅を選ぶだけ。
ただし出発日時の項でも書いたように、到着時刻が0時をまたぐ駅の場合、入力すべき日付が変わるので乗車する駅のサンライズ到着時刻は必ず調べよう。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順⑤ご利用設備
最後に自分が乗車したい座席を選ぶ。
「ノビノビ座席」、「シングルデラックス」、「シングルツイン」、「シングル」、「ソロ」、「サンライズツイン」と種類があるが、ここで全部説明すると長くなりすぎるので座席の説明は割愛。
しかし、ここはしっかり自分の乗りたい座席タイプを確実に選んでおく必要がある。
後述するが、ここで冒頭で書いた座席選択のミスを犯してしまったからだ・・・
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順⑥経路・設備選択
上記の入力が全て終わり、検索をクリックすると次の画面に移る。
ここでエラーが出る場合は、出発時刻を過ぎた時間を選択してしまっている可能性が高いので入力し直そう。
この画面はこれまでの入力項目の確認と、禁煙・喫煙席の選択を行うことができる。
希望する座席が空いていれば選択し、「選択する（新規予約）」をクリックしよう。空いていなければ前の画面に戻って条件を入力し直す必要がある。
ここで「ノビノビ座席」、「シングルデラックス」、「シングルツイン」を選択した場合は上記画像とは別の画面になるが、ここは上記の私のミスと関わってくるので後述する。
これらを選択した場合、もうちょっとこの記事を読み進めて欲しい。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順⑦きっぷの選択
次の画面は「きっぷの選択」だがここは「選択」をクリックするだけ。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順⑧人数・座席位置・乗車券の選択
続いては、乗車する人数の確認と座席の位置、乗車券を買うかどうかの選択画面になる。
座席の位置だが、ノビノビ座席以外の個室は位置は選択できない。もし座席指定したいならみどりの窓口で買うか、ネットで買ったあとに窓口で変更するしかないだろう。
乗車券選択に関しては少々複雑で注意点だ。
片道乗車券だけを購入したいのなら特に難しくなく、一番左を選べばいいだけ。
往復乗車券を買いたい場合だが、まずサンライズ号は特急列車なので「特急券」と「乗車券」に分かれている。
「往復乗車券」を選んだ場合、まずゆきの予約では「往復の乗車券（「ゆき」、「かえり」の2枚）」と「ゆきの特急券（寝台券）」を購入することになる。
そしてかえりの予約（かえり分はゆきの分の支払い方法選択後に同じ予約作業をする）では右の「乗車券なし」の方を選ぶ必要があるのだ。（乗車券は↑の手順で往復分をすでに購入しているため）。
往復乗車券を購入する場合、ここはちょっと難しいところなので注意しよう。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順⑨きっぷ受け取り駅のご案内
ここは確認事項だけなのだが重要だ。
というのも、画像にある通りe5489で予約したチケットはJR西日本、東海、四国、九州の駅窓口や券売機でないと発券することができないのだ。
私の住む北海道では発券できないことになる（e5489ではなくみどりの窓口で直接購入ならできるけど）。
しかしサンライズ号の場合JR東海のエリアを通過するため、東京駅にあるJR東海の窓口、券売機でチケットを発券することができるのだ。
おそらく東京駅からサンライズ号に乗車する人が多いと思うのでこれは問題ないだろう。
なおクレジットカードで支払った場合、そのカードが必要なので東京駅まで遠征する場合は必ず持っていくようにしよう。
サンライズ出雲・瀬戸予約購入手順⑩最終確認
ここは最終確認をするだけ。
この後は支払い方法を選択する。
そして前述の通り往復購入の場合、ゆきの支払い方法選択が終了したら最初の予約画面に戻るのでかえりの日程と座席などを同じ手順で選択し、「乗車券なし」を選んで同じ手順で進めるだけだ。
やらかしたミスと注意点（特にシングル席購入時）
さて、私が予約購入時にやらかしたミスだが、それは上記⑤⑥の手順の時に起こっていた。
実は⑤の手順で「ノビノビ座席」「シングルデラックス」、「シングルツイン」を選んだ場合、⑥の画面が少し違って、↓のような選択画面になる。
左から指・普通がノビノビ座席、B寝台がシングルツイン、A寝台がシングルデラックスである。
私は最初、シングルデラックス空いてないかな〜と確認するためシングルデラックスを選び空席を確認したのだが、空いていなかった。
したがっておとなしくシングルを予約しようと思ったのだが、シングルも分類ではB寝台席であり、この時は予約システムもよく分かっていなかったので「じゃあB寝台選べばいいかな・・・」とこの画面のままB寝台を選んでしまったのだ。
しかし、上記の通りこの画面におけるB寝台とは「シングルツイン」であり、「シングル」は一度画面を戻ってシングルを選び直す必要があったのだ。シングルにはシングルの専用画面がある。↓
ここはしっかり確認しておくべきだったと反省。
しかしシングルツインはシングルと2000円くらいしか変わらないにも関わらず、座席が上下に2つついていて荷物置き場などにも使えて便利な座席だったので結果的には悪くなかった。
サンライズ出雲・瀬戸のe5489を使った予約方法と間違えやすい注意点は以上となる。
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