サンライズ号自体はおすすめの寝台列車だが・・・
現在日本では唯一毎日定期運行している寝台列車サンライズ出雲・瀬戸号。
寝台列車というだけあってサンライズ出雲の場合、約12時間も車内で過ごすことになるため、車内にはシャワールームやラウンジ、個室ベッドなど普通の列車にはない設備があり、日常とは違う夜を過ごすことができる。
しかし実際に乗ってみた結果、いたれりつくせりというわけでは決してなく、本当に快適に過ごすのであればいくつか自ら持ち込まなければならないアイテムがけっこう多いと感じた。
今回はサンライズ出雲・瀬戸に乗る際、持ち込んだほうがいいおすすめの持ち物を紹介していきたい。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物①洗面用具
まずは必須のアイテム、洗面用具やタオル類だ。
上記の通りサンライズ出雲・瀬戸にはシャワールームがあり、そこにはシャンプーとボディーソープはあるのだが、他の洗面用具は一切付属していない。
そのためタオルや歯ブラシ、歯磨き粉、必要な人はトリートメントなどいつも使っている洗面用具類は自分で持ち込む必要がある。
少なくともシャワーに入るならタオルがないと悲惨なことになるだろう。
さらに、一応個室車内に紙コップが一つついているのだが、口をゆすぐ機会が多い人はいくつか紙コップを自分で用意することもおすすめだ。
また女性で化粧をしている人は、シャワー室内で一気に落とすのならばいいのだが、各車両にある手洗い所は水流が弱いのでシートタイプのメイク落としを用意するといいかもしれない。
シングル座席なら室内に鏡もある。
なお、サンライズ号には出雲・瀬戸ともに「シングルデラックス」という一番クラスの高い座席(部屋)があるのだが、こちらはアメニティ類が付属しており、タオルや洗顔フォーム、歯ブラシ歯磨き粉、石鹸シャンプーリンスボディーソープなどなどがあらかじめ用意されているので、この座席ならば不要かもしれない。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物②ティッシュ
上記シングルデラックスの座席以外はティッシュペーパーもない。
トイレにはもちろんトイレットペーパーはあるのだが、これを使うのはみっともないので必ずポケットティッシュなどをいくつか持ち込むべきだ。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物③スリッパ
サンライズ号で最も一般的なシングルという座席の場合、室内はけっこう狭い。
ちょっと分かりにくいが上記の画像は下側のクリーム色の部分がドア、上側の白くなっている部分がベットで、その隙間はそれほど大きくはない私のキャリーバッグの縦幅くらいしかない。
なのであまり履くのに時間がかかるタイプの靴だと部屋を出るとき非常に不便なのでできればスリッパやサンダル類を用意しておくといいだろう。
100円ショップやホームセンターの安い使い捨てみたいなものでもいいのであった方がいいと感じた。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物④枕
こちらはノビノビ座席限定。
サンライズ号のノビノビ座席は寝台料金がかからないため最も安い座席になるのだが、その分個室ではなく、簡単なカーテンなどで仕切られているだけだ。
この座席には枕がないため、枕がないと眠れない人はコンパクトな枕を持ち込んだほうがいいかもしれない。
他の個室タイプの座席には枕が付属されている。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物⑤食べ物・飲み物
寝台列車といえば食堂車などをイメージされる方もいることだろう。
しかしサンライズ号には残念ながら食堂車どころか食べ物を購入できる設備は一切ない。
飲み物に関しては一応自動販売機が一つあるのだが、ラインナップは正直微妙だ。
したがって、食べ物や飲み物は自分で持ち込んだほうがいいだろう。
なお、冬は暖房をきかせるとけっこう暑いので荷物のスペースに余裕がある人は小さい保冷バッグなどがあると飲み物を冷たく保つことができるのでおすすめだ。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物⑥消臭スプレー
このサンライズ号は唯一の常設寝台列車ということもあって、人気がある。
繁忙期や土日祝日前後だと満員ということも珍しくない。
その場合、喫煙者ではないのに喫煙席しか取れなかった、というケースもあるだろう。
私は元喫煙者でけっこう前にタバコはやめているのだが、正直吸わない人はけっこう匂いが気になるだろうなという感想を持った。
どうしても喫煙席しか取れなかった場合、消臭スプレーなどがあった方がいいかもしれない。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物⑦耳栓
冒頭の通りサンライズ号は通常の列車にはない設備が備わっている。
なので快適に眠るための工夫が凝らされている・・・と思うかもしれないが、騒音に関していえばそうでもない。
横になっていてもガタンゴトンと普通の特急列車くらいの音がする。
私はこれくらいなら普通に眠れたが、気になる人は耳栓を持ち込んだ方がいいと思う。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物⑧ポケットwifi、レンタルwifi
これも冒頭で書いたが、サンライズ出雲の場合約12時間も車内で過ごすことになる。
すぐに寝付いてそのまま到着まで眠り倒せる人であればいいのだが、多くの人は最低数時間は時間を潰すことになるだろう。
今の時代スマホで動画などを見て過ごす人は多いと思うが、残念ながらサンライズ号にはwifi設備はない。
したがって通信制限や速度などを気にする人はポケットwifiや、ない人はレンタルwifiなどを契約して持ち込んでおくと有意義な時間つぶしができると思う。
さすがにトンネル内などはカバーできないが、山の中みたいな電波の比較的悪いところも通るので持っておくと安心だ。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物⑨充電用USBハブやバッテリー
サンライズ号のコンセント事情だが、個室タイプの座席には1つ、ノビノビ座席には1つもない。
旅行ともなればスマホ、タブレット、ノートPC、デジタルカメラなどなど複数デバイスを持ち歩き、一気に充電したいケースも多い。
なのでコンセントに指すタイプのUSBハブは多くの人にとって持ち込み必須だろう。
私は↓を使った。
ノビノビ座席の場合はコンセント自体がないのでモバイルバッテリーなどでカバーしよう。
サンライズ出雲・瀬戸であると便利な持ち物⑩常備薬
狭い部屋のなかで長時間を過ごすので体調を崩してしまうケースも十分考えられる。
普段自分が使用している薬は持ち込んだ方がいいだろう。
特に、これも別の記事に書いたのだがサンライズ出雲の場合、伯備線というカーブが多く、乗り物酔いを起こしやすい区間を朝に通る。
乗り物酔いはそんなに起こさない私でも若干具合が悪くなったので、酔い止めがあるといいかもしれない。
以上となる。
これらがあるとないでは快適度がかなり変わってくると思うので参考にして頂ければ幸いだ。
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