サンライズ出雲・瀬戸の上りは通勤ラッシュに直撃する
ここ最近寝台列車サンライズ号に関する記事を書いているが、予約をする際に少し、いやかなり気になることがあった。
それは上り(出雲・高松方面→東京)の東京駅到着時間だ。
東京駅到着7:08。
朝の通勤ラッシュの時間帯に直撃なのである。
これが飛行機のフライト時間に余裕があるのであれば適当に東京駅付近で時間を潰せばいいのだが、上記画像の旅程ではどうしても朝の早い時間のフライトに乗らなければならず、到着早々羽田空港に移動しなければならなかった。
しかし、私のような田舎者からすると東京駅の通勤ラッシュなど考えたくもないし、ましてや大きめのキャリーバッグを持って乗り込むなど絶対に避けたい。コロナ禍という状況もある。
そこでどうにかしてサンライズ号の到着から東京駅の通勤ラッシュを避けつつ、早朝の羽田空港にラクに移動できる方法はないだろうか・・・と考えて色々探してみた結果、いい方法が見つかった。
個人的にすごく楽だったので紹介したい。
サンライズ号上りで東京駅通勤ラッシュを避けて羽田に向かう方法
横浜駅からバス
まず結論から。その方法とは「サンライズ号を横浜駅で降りてバスで羽田空港に向かう」という方法だ。
サンライズ出雲・瀬戸の上り・下り線は、ともに関東圏では東京以外にも横浜駅にも停車する。
上りの場合、東京駅よりひと足早く6:44(2021年12月現在)に横浜駅に到着するのでそこからバスに乗車するのだ。
横浜駅からの便利な空港連絡バス「YCAT」
乗車するバスはYCAT(ワイキャット)と呼ばれる主に横浜駅と羽田空港、成田空港間を発着する高速バス。
いわゆる各地空港からの移動で使われるリムジンバスであり、途中で他のバス停などには止まらず一直線に横浜駅、各空港間を移動するため、羽田空港まで約24分と短めの運行時間で着く。
料金も片道590円と控えめだ。切符はターミナル内のカウンターで販売しているが、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネー、PayPayなどのスマホ決済にも対応している。
乗り場は横浜駅東口地下から徒歩で行ける「横浜シティ・エア・ターミナル」になる。
経路はここで説明するよりも公式のルート案内がものすごくわかりやすかったのでそちらを参照した方がいいだろう。→横浜シティ・エア・ターミナル
東京駅からの電車よりYCAT(ワイキャット)を利用するメリット
YCAT(ワイキャット)を利用するメリット①比較的混んでない
冒頭の通り、この方法を探したのは東京駅の通勤ラッシュにぶつかるのが嫌だったからだ。
もちろん、私がこのバスに乗ったのも早朝。7:30くらいで横浜駅はすでに人で溢れかえっていた。
しかし、羽田空港に向かうYCATのこの路線は電車移動に比べて主要な手段ではないのか、混むには混んでいたが通勤ラッシュの時間帯にも関わらず、空席がいくつかあるレベルだった。(始発や祝日など条件によっては満席状態もあるらしい)
私が乗った時がたまたま空いていたのかもしれないが、東京駅からの電車やモノレール移動よりは確実に空いていると思う。
また、本数も時間によるが10分〜15分、利用者が比較的少ない時間帯でも20分間隔で次の便が来る。
万が一満席だったり、逃してしまっても待っていればすぐに次の便に乗ることができるのでこの点も利便性が高い。
YCAT(ワイキャット)を利用するメリット②座れる
個人的にはこれも大きかった。
こちらも上記したが通勤ラッシュ時の電車、特に東京モノレールのあの狭いいびつな座席にキャリーバッグを持ち込むのも気がひけるし、その状態で立ちっぱなしというのも辛い。
しかしこちらはバスだ。
混んでいるときは補助席などもあるらしいが、基本的には乗り込むことさえできれば座席に座れる。
大型の荷物は乗車前にバス下のトランクルームに預けることができるし非常に楽に感じた。
わざわざ東京駅まで行く必要なし
私が利用したときは、高速道路内に事故車両がいたため予想外に時間がかかったが、普段なら30分とかからず羽田空港に着く。
「サンライズ出雲・瀬戸の上りに乗車、かつ羽田空港で朝の早めのフライトに乗らなければならない、かつ東京駅の通勤ラッシュに巻き込まれたくない」という非常に限定的な条件ではあるが、この場合東京駅まで行かず横浜駅からのバス(YCAT)が非常に快適だったので、上の条件にあてはまる人は是非試してみてもらいたい。
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