価格が下がってきたグラフィックボード
仮想通貨マイニングブームや半導体供給不足などの影響でしばらく高騰が続いていたグラフィックボードだが、2022年8月現在、だいぶ価格が落ち着いてきた。
人気のRTX3000番台も、発売当初の価格とは言えないが現状のほぼ適正価格に近づいていると感じたので、ここで思い切ってグラボを新調してみた。
購入したのはミドルクラスに該当するRTX3060Ti。
玄人志向とGALAXYがコラボした「GALAKURO」ブランドのもので、白いモデルだ。
今回はこちらをレビューしていく。
なお、細かいベンチマークテストの結果などは専門のサイトがあるので、そちらは簡素なテストのみにし、どちらかというと見た目のレビューや購入する際の注意点などが中心になる。
玄人志向GALAKURO・RTX3060Tiのレビュー
玄人志向GALAKURO・RTX3060Tiのレビュー①仕様・スペック
まずは簡単にスペック・仕様を。
サイズ | 285 x 124 x 58 mm (ブラケット含まず) |
コアクロック | Boost:1710 MHz |
メモリクロック | 14 Gbps |
メモリサイズ | 8 GB |
メモリ規格 | GDDR6 |
ビット幅 | 256 bit |
バス | PCI-Express 4.0 |
I/O | DisplayPort x3 HDMI x1 |
補助電源 | 8pin x1 |
冷却・スロット | 空冷ファン ※2スロット占有 |
問題の価格だが、私が購入したときは65,000円ほど。
ただしグラボの価格は御存知の通り変動が激しいので参考程度としてほしい。
玄人志向GALAKURO・RTX3060Tiのレビュー②外観
では上のスペック表と照らし合わせながら開封、外観を確認していく。
まずは箱。アサシン風の男が写っているが玄人志向おなじみのグラサンの人・・・ではないだろう。
本体は上にあるように長さが285mmとそこそこの長さがあるため、ケースの対応サイズに注意。
けっこうメカメカしいデザインで悪くない。
玄人志向といえばデザインがアレなことで有名だったが、GALAKUROシリーズはなかなかいいと思う。
ついでに重さも量ってみた。
猫のエサ量る用なので精度が微妙だが、一応1kgくらいあるらしい。
グラボホルダー、ステートは・・・必要だろうか。
とりあえず1週間使って様子を見てみても、そんなに極端に垂れ下がっている感じでもなかった。
まああまりにも垂れさがっているようならホルダーの購入も検討した方がいいかもしれない。私は見た目の改善という意味も含めてホルダーを後で追加した。
玄人志向GALAKURO・RTX3060Tiのレビュー③ポート・コネクタ類
ポートは上のスペック表にもある通りDisplayPort x3、HDMI x1と、DisplayPortが多めとなっている。
個人的には各2ずつでもよかったのでは、と思う。HDMIを複数使う人は注意かも。
補助電源は8ピンコネクタが必要となっている。
ちなみに、上の画像の補助電源コネクタ挿し込み部分の左に違うポートが見えるが、この製品は付属してくるRGBケーブルを繋げば光る。
ただし長さが約55センチほどと微妙だ。
これは取り付け後の画像だが・・・
やはり微妙に短い。
このPCのケースはNZXTのH510 Flowだが、長さが足りず配線を裏から回せなかった。
ケースなど環境にもよると思うので一概には言えないのだが、私は後に延長ケーブルを購入して配線しなおした。
ただ見た目別に気にならなければそのままでもいいだろう。機能上は問題ない。
光らせるとこんな感じになる。
Xtreme Tunerというアプリを使えば光り方を制御できるし、ASUSの「Aura Sync」などマザーボードの制御システムにも対応している。
玄人志向GALAKURO・RTX3060Tiのレビュー④注意点まとめ
ちょっと構成がバラバラになってしまったので購入する際の注意点をまとめておく。
- サイズ長め(285mm)
- ちょっと重め(1kgくらい)
- HDMIポートは1つだけ
- 補助電源は8ピンコネクタが必要
- RGBケーブルは微妙に短い
ここは購入前に他のPCパーツとの兼ね合いなどを考えた方がいいだろう。
FF15でベンチマークしてみる
私はベンチマークを狂ったように回すタイプの人間ではないし、上に書いたように性能比較なら専門のサイトを見た方がいいのでここでは簡単に性能をテストしてみる。
使うのはなかなかのハイスペックを要求されるファイナルファンタジー15のベンチマーク。
グラボ以外のスペックは、
- CPU: Core i5-12400
- マザーボード: TUF GAMING H670-PRO WIFI D4
- メモリ: コルセアのやつ、8GB、DDR4-3200×2
なお、メモリはオーバークロックモデルだがオーバークロックするのを忘れていたので2133でベンチマークしている・・・
結果は・・・
フルHD画質で上から2番目である「とても快適」評価となった。
メモリをオーバークロックし忘れていたことを考えると十分なスコアだと言えるだろう。
さすがにミドルスペックであるRTX3060Tiだと4K画質でのプレイは無理だろうが、フルHD画質であれば現状ほとんどのゲームを高画質設定でプレイできるのではないだろうか。
ちなみに現在モンスターハンターライズ サンブレイクをプレイしているが、設定を「高画質」、最大fps「165fps」に設定していても画質、fpsともに安定して高いレベルでプレイできている。
といったところで今回のレビューはここまで。
個人的にはデザインも期待以上だったし、ミドルスペックで白いグラボを探している人にはおすすめだ。
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